着付け教室白檀 ブログ 「単衣に切り替えるタイミングと着こなしのポイント」
2025/04/04
着物の衣替えの習慣は、日本の四季の移ろいを大切にする文化の表れです。特に、袷(あわせ)から単衣(ひとえ)へ切り替える時期は、「いつから単衣を着るべきか?」と悩む方も多いのではないでしょうか。本記事では、単衣に切り替える適切なタイミングと、快適に着こなすためのポイント を解説します。
1. 公式な衣替えの基準
伝統的な暦では、6月と9月が単衣の季節 とされています。これは旧暦の気候をもとに定められたもので、公的な場ではこのルールに従うのが一般的です。
✔ 袷(裏地あり) … 10月~5月
✔ 単衣(裏地なし) … 6月・9月
✔ 薄物(絽・紗などの夏物) … 7月・8月
格式のある茶席や公式行事では、このルールを守ることが求められます。
2. 実際の気候に合わせた着こなし
近年は気温の変化が大きく、6月や9月でも暑さを感じることが増えました。そのため、カレンダー通りではなく、実際の気候に合わせて衣替えを行うのも一つの方法です。
✔ 単衣に切り替える目安
☑ 最高気温が25℃を超える日が続く
☑ 湿度が高く、蒸し暑さを感じる
☑ 袷では汗ばむと感じたら単衣に変更
また、朝晩と日中の気温差が大きい時期は、単衣に羽織を合わせる ことで快適に過ごせます。
3. 単衣を快適に着るための工夫
単衣の季節は気温が高いため、着物の下に着る襦袢や小物選びが重要になります。
☑️ 素材を工夫する
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麻の襦袢 を選ぶと通気性が良く快適
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吸湿性の高い肌着(木綿や機能性素材) を活用
☑️ 色や柄で涼しさを演出
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淡い色や明るいトーンを選ぶと軽やかな印象に
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縦縞や流水柄など、視覚的に涼しげな模様もおすすめ
☑️ 帯や小物を夏仕様に
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名古屋帯や博多帯など、軽やかな帯を選ぶ
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帯締めや帯揚げも、透け感のあるものに変える
まとめ
単衣の季節は、暦にとらわれすぎず、実際の気温や体感に合わせて柔軟に対応すること が大切です。
✔ 公的な場では6月・9月が基本
✔ 気温25℃以上を目安に衣替え
✔ 涼しく快適に着るための工夫を取り入れる伝統を大切にしながらも、快適に過ごせる着物の楽しみ方を見つけてみてください。